2023年12月15日(金)公開『ウィッシュ』


https://youtu.be/qinYBCALnvE?si=0EIvvZbgt2Nbtb9O

 

INTRODUCTION

 1923年に「ディズニー・ブラザーズ・カートゥーン・スタジオ」の名前で活動を開始したウォルト・ディズニー・カンパニーが今年、創立100周年を迎える。

 いまも世界中で愛され続けるミッキーマウスと仲間たち、世界初のトーキーアニメーション『蒸気船ウィリー』、そして映画史にその名を刻む世界初の長編カラーアニメーション『白雪姫』をはじめ、この100年に生み出された作品たちは現在も多くの観客を魅了し、その心に魔法をかけ続けている。

 そんなディズニー100年の“これまで”のレガシーを引き継ぎ、“これから”の100年の幕開けを告げる記念すべき最新作が『ウィッシュ』だ。

 物語の舞台は、どんな願いも叶うという魔法の王国ロサス。この国で暮らす少女アーシャは、ある出来事をきっかけに王国に隠された恐ろしい真実を知ってしまう。彼女が立ち向かうのは、ディズニー史上最も恐ろしいヴィラン(悪役)であるマグニフィコ王。様々な試練を乗り越えた彼女が王国にもたらす“奇跡”とは?

 ディズニー・アニメーション・スタジオの記念すべき作品を手がけるのは、全世界で大ヒットを記録した『アナと雪の女王』のフィルムメイカーたち。現在、ディズニー・アニメーション・スタジオの創作面を束ねるCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)を務めるジェニファー・リーが『アナと雪の女王2』以来、自ら脚本を執筆し、“アナ雪”で彼女とタッグを組んでメガホンをとったクリス・バックが、『アナと雪の女王』や『モアナと伝説の海』でストーリーボード・アーティストとして活躍してきたスタジオの新鋭ファウン・ヴィーラスンソーンと監督を務める。また『プリンセスと魔法のキス』『アナと雪の女王』のピーター・デル・ヴェッコがプロデュースを担当。スタジオを支えてきた名手、伝説のアニメーターたちから学び、その伝統を引き継いだスタッフが本作のために集結した。

 そして劇中を彩り、キャラクターの内面を時に繊細に、時にダイナミックに表現する楽曲をジュリア・マイケルズが手がけることでも注目を集めている。シンガーソングライターとして活動する彼女は、ブリトニー・スピアーズやセレーナ・ゴメスにも楽曲を提供。エド・シーランと共同で楽曲制作を行うなど、いま最も信頼を集める音楽家のひとりだ。ディズニー・アニメーション作品の全楽曲を制作した史上最年少の作曲家である彼女は『ウィッシュ〜この願い』など全7曲を書き下ろした。歴代のディズニーソングを思わせる美しいメロディと現代的な旋律が同居する楽曲たちは、ディズニーの音楽史に新たな1ページを書き加えた。

 そんな楽曲を歌い、キャラクターに声で命を吹き込んだのは、ハリウッドきっての実力派キャストたち。『ウエスト・サイド・ストーリー』でアカデミー助演女優賞に輝いたアリアナ・デボーズがアーシャを演じるほか、『スター・トレック』シリーズのクリス・パインがマグニフィコ王を、『シュガー・ラッシュ』のキャンディ大王や『ラーヤと龍の王国』のトゥクトゥクなど数々のディズニー作品に参加してきたアラン・テュディックがアーシャの相棒の子ヤギ・バレンティノを演じる。

 また、日本版声優も100周年にふさわしい豪華なキャストが揃った。アーシャを演じるのはミュージカル、ドラマで活躍する生田絵梨花。厳しいオーディションを突破して出演が決定したが、彼女の演技と歌唱はディズニー米国本社の担当が絶賛する完成度。アーシャの心の揺れ動きと成長の過程を繊細な演技で表現する。そして、そんなアーシャに立ちはだかるマグニフィコ王を演じるのは、音楽家、俳優として圧倒的な存在感を誇る福山雅治。初のミュージカル作品への参加となるが、低く落ち着いた声で王の威厳を見事に表すだけでなく、単なる悪とは言い切れないマグニフィコの多面的な魅力を見事に声の演技と歌唱で描き出す。そして、子ヤギのバレンティノを演じるのは、ドナルドダックや『美女と野獣』の野獣、『アラジン』のジーニー、『リロ・アンド・スティッチ』のスティッチなど、数多くの人気キャラクターを演じる山寺宏一。これまで多くのキャラクターに命を吹き込みディズニー作品を彩ってきた彼が本作では主人公アーシャの相棒を務める。

 ディズニー作品はこれまで数々の名作を生み出し、そこで描かれる物語やキャラクターは多岐にわたっているが、登場人物たちはいつも“願い”を抱き続けてきた。

 苦しい瞬間が訪れることがある。ときに不安に負けそうなこともある。しかし、ディズニーのキャラクターたちは決して諦めることなく願い続け、願いを叶えるために行動し続けてきた。願いはその人の大切な一部。明日はこうなりたい。こんな未来が訪れてほしい……そう願うことで今日よりも少しだけ前に進める、今の自分よりも少しだけ輝けるからだ。

 『ウィッシュ』が描くのは、そんな“願いの力”の物語。ディズニーが100年をかけて描き続けてきた魔法。そのすべては心からの強い“願い”から始まったのだ。

 誰もが持っている“願いの力”に寄り添い、観る者すべての心に不思議な魔法の力を宿す世紀のドラマティック・ミュージカルがついに幕を開ける!

STORY 

“願い”はその人そのもの。
そう信じ続けるアーシャの強い想いは、やがて王国に“ある奇跡”を起こす。

 地中海の彼方に浮かぶ島にある魔法の王国ロサスでは、どんな願いも叶うという。国民は18歳になると世界中の魔法を学んだ王マグニフィコに願いを捧げ、その願いのいくつかはお城で行われる儀式で叶えられる。しかし、人々は願いを捧げると、自分が何を願ったのか忘れてしまう。

 アーシャはこのロサス王国で暮らす17歳の女の子。「どんな時も星は私たちを導いてくれる」と教えてくれた哲学者の父を12歳の時に失い、現在は母のサキーナ、まもなく100歳になる祖父(サバ)サビーノと暮らしている。

 アーシャは愛する祖父の願いを叶えるため、魔法使いであるマグニフィコ王の弟子になる道を模索する。王妃アマヤに続いて、ついにマグニフィコと対面するアーシャ。しかし、そこで彼女はマグニフィコが人々の“願い”を支配し、王国に都合の良い願いだけを叶えており、祖父を始め多くの人々の願いは決して叶うことはないことを知ってしまう。彼女は訴える。願いは王のものではなく、その人のもの。“願い”はその人の心の一部だから。

 しかし、彼女の訴えは王に届くことはなく、アーシャは王の反感を買ってしまい、祖父の願いも王の手中で“永遠に”管理されると宣言されてしまう。悲しみにくれ、みんなが自分の大切な心の一部である“願い”を失い、自分で叶えるチャンスすら与えられないことに憤りを感じたアーシャ。戸惑い、自分がどうしたらいいか悩んだ彼女は、かつての父の言葉を思い出し、星を見上げ「みんなの願いを取り戻したい」と星に願った。すると、彼女のひたむきな願いに応えて、空から願い星“スター”が舞い降りる。いたずら好きで、魔法の力で次々と奇跡を起こすスターはアーシャの相棒の子ヤギ・バレンティに声をあたえ、森の生き物たちも話し出す。

 スターの不思議な力に驚くアーシャ。その力を王国の人々も目撃するが、マグニフィコは、自分よりも強い魔法の力を持つ存在の出現に脅威を感じ、禁断の魔法の書に手を出してしまう。恐ろしい力を手にした彼は人々の“願いの力”を吸収し、さらに魔法の力を強めていく。人々が王国の隠された真実に気づかないままでいる中、アーシャはたったひとり行動を起こし、恐ろしいマグニフィコ王に立ち向かう。

STAFF&CAST

監督:クリス・バック『アナと雪の女王』『アナと雪の女王2 』、ファウン・ヴィーラスンソーン『アナと雪の女王』『ズートピア』
脚本:ジェニファー・リー『アナと雪の女王』『アナと雪の女王2 』
音楽:ジュリア・マイケルズ『シュガー・ラッシュ:オンライン』
製作:ピーター・デル・ヴェッコ『アナと雪の女王』『アナと雪の女王2 』、フアン・パブロ・レイジェス『アナと雪の女王2 』『ミラベルと魔法だらけの家』
声の出演 生田絵梨花(アーシャ役) 、福山雅治(マグニフィコ王役)、山寺宏一(バレンティノ役)、檀れい(アマヤ王妃役)
原題:WISH 全米公開:2023年11月22日 
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2023 Disney. All Rights Reserved.
 
公式HP:https://www.disney.co.jp/movie/wish

2023年12月15(金)より全国ロードショー