2023年12月17日(日)実施『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』舞台挨拶 in 大阪


  2024年12月8日(金)の全国公開後、12月16日(土)までで累計464万人、8億2900万円を突破し、大ヒットスタートとなっている映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』。12月17日(日)、来場者数全国1位である大阪ステーションシティシネマにて公開記念舞台挨拶が行われた。舞台挨拶には主演の福原遥さん、水上恒司さんが登壇した。


大きな拍手で迎えられた2人。まずは挨拶を促され福原さん、水上さんの順に挨拶する。

福原さん:みなさん、おはようございます。加納百合役を演じさせていただきました福原遥です。お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。えー、そうですね。今日は楽しい時間を一緒に過ごせたらいいなと思っております。お願いします。

水上さん:皆さんこんにちは。佐久間彰を演じました水上です。本当にまだ公開して1週間。にもかかわらず、こうやってたくさんの方々が劇場に足を運んでくださって本当に嬉しいですし、ね。あのー、本当に数ある作品の中でこの作品を今日は選んでくださって本当にありがとうございます。今日は短い間ですが、どうぞよろしくお願いします。

公開から10日が経ち、大ヒットしているということで、改めて今のお気持ちをお聞かせください。

福原さん:ほんとに嬉しいです。まさかこんなにもたくさんの方に観ていただけるとは、ほんとにびっくり、驚きですし。1週間経って、周りの方に色々、 よかったよって言っていただけたりとか、戦争のことをすごい勉強するようになったとか、色々考えるきっかけになったって、いろんな感想をいただけて。ほんとにみんなと頑張ってよかったなと思ってます。

水上さん:もちろん、今作品に限らずなんでもそうなんですけど。やっぱりこう少しでも、1人でも多くの方々に観ていただいて、そしてその上で1人でも多く、こう、心をね、動かして、日常を忘れてもらえるような、エンターテインメントとしての作品の質の高さみたいなのを、常に目指してはいますけれども。でも、 やっぱりこうやって、すごくいい結果に繋がるっていうのはなかなかねないっていうか、稀なことですので、すごく…
 そこを目指しつつ作ったもの、やっぱり正直驚いているところはもう否めないかなと思いますね。

福原さんは「舞い上がれ」、水上さんは今放送中の「ブギウギ」で、大阪のNHKに出演しており、大阪にはゆかりのある2人。思い出とかお気に入りの場所は。

水上さん:僕はもうね、メッセンジャーの黒田さんですね。あの、昨日のね、中でも、黒田さんにお越しいただいて、作品を見ていただいたり。 一昨日かな?も一緒にご飯食べたり。

福原さん:私も食べさせてもらった。

水上さん:そう。僕らはね、共通のおじさんが黒田さん。

福原さん:おじさんじゃないよ。ご飯連れてってくれてね、優しい方です。
私は1年間住んでたので、なんかほんとにありとあらゆるところ行ったんですけど…。えー、どこだろ。でもやっぱお好み焼き?とたこ焼きはめちゃめちゃ食べましたし。あと焼き肉がね、大阪ってすごい美味しいじゃないですか。私、多分8店舗ぐらい回ったと思います、大阪の焼肉屋さん。1人で行ったり、しました。すごいいい場所でした。

~ここからは観客席からの質問コーナー~
(挙手性で当たった人が映画の感想と質問を言っていく)

「僕自身、実は映画ってなかなか見るタイミングがないんですが、今回あの花に関しては、原作しっかり読ませていただいて、映画観させていただきました。 で、グッズもよく買うことがない人間で、 どうしようってなった時に、初日、二子玉川の方でパンフの方を買わせていただいて、実はパンフって初めて手にしたものなんですけど。おふたりにとってグッズだったりとか、映画館に行って自分で、なんか思い出になるようなものを買ったりすることありますか。

水上さん:映画館でっていうことですね。 僕、ちっちゃい時ってパンフレットを、別に興味もないくせに、行った日に置いてあるパンフレット全部持って帰るみたいなのはありましたね。結果的に捨てましたけど。多分、字も読めない時だった。
(※おそらくチラシ・フライヤーのこと)

福原さん:私はグッズはあんまり買うタイプではないんですけど。でも、私も二子玉川、1人で観に行ったんですよ、この映画を。で、グッズ売り場に人がいて。ま、買わなかったんですけど。すごい買ってくださるの嬉しいなって思いながら。色々ね、ファイルとか出てるので、あ、嬉しいなって思って見たり。あと、なんか二子玉の映画館で1人で観てたら、観終わった後に皆さんが拍手をしてくださって、それがすごく嬉しくて。全然グッズと関係ないんですけど、なんか感謝だなって、ありがたいなって思ったエピソードです。

「すごいいい映画でした。鶴屋食堂のアジ天がすごい美味しそうで印象に残ってるんですけど、 アジ天以外で美味しかった料理あったら教えてほしいです。

水上さん:僕らが劇中で食べたものってことですね?

福原さん:私は1番最初にツルさんがお腹すか空いてた時に食べさせてくれた、普通に麦ご飯とお味噌汁ですかね。それはすごく美味しくて。なんならいつも食べてるのより美味しいんじゃないかってぐらい、すごい美味しくて。ほんとにいっぱい食べちゃってましたね。

水上さん:見た目はすごく質素に見えるように作ってはいるんですけど、消えものっていう食べ物を作ってくださる部署の方がいらっしゃるんですけども、その方がちゃんと考慮してくださって、味付けはちゃんと美味しく作られているので。 僕はでも、みぞれと雪?かき氷?は、砂糖水というか砂糖かけただけなんですけども、普通に美味しいって思いましたね。

ここで撮影中、福原さんはかき氷を食べ過ぎてカットがかかったというエピソードを披露。福原さんの着ていた白いワンピ―スについて、水上さんが「かき氷のイメージだよね」と振ると福原さんが「百合のイメージですね。かき氷ではないです。」と冷たくあしらい会場が笑いに包まれる一面も。

「1人1人演技がすごくて良かったです。私は、もう少しで付き合って8か月になる、彼氏がいるんですけど、 クリスマスイブに一緒に観に行こうと思ってるんですけど。どうですかね?(彼氏はこの映画を初めて観る)」

水上さん:僕たちもそうやって、大事な人たちと一緒にまた観に来たいなっていう風に思ってもらえるように作っているの。そうやって、8か月、 迎える彼氏とまた観に来たいっていう風に思ってもらえて、すごく嬉しいです。

福原さん:私も映画見に行った時に、カップルの方がすごいたくさん来てくださってて。で、観終わったあと手繋いで帰ってたりするの見て素敵だなって思ったので。ぜひ。

「映画が大好きで、朝ドラも大好きで。この作品もかき氷のところで2人は何を話すんだろう…とドキドキしながら見れたり。松崎圭子さんのツルさんの役と、あの和ましい雰囲気。本当になんか心に残る作品に、 いい映画に出会えて嬉しかったんですけど、自分は大満足で。おふたりはこの作品を演じられて、どんな満足度とか、なんかかん感じるところってなんかあるんでしょうか。

水上さん:なんかそれってこう、僕らに限らず役者みんななのかな、わかんないですけど、本当に大先輩の方々に聞いてもやっぱり同じようなことをおっしゃるんですけども。
 やっぱり自分が出た作品って本当の意味で評価はできないって思ってるんですね。やっぱり自分の悪いところとか反省…、いいところも悪いところも目について。それをまた、次の作品に生かすみたいなことを常に考えている人種というか、そういう職業でもあるので。本当の意味で、観てくださった皆様の方がちゃんと作品のこと評価していただけてるのかなと僕は思いました。なので、満足で言うと、観てくださった方々のその声っていう思いみたいのが答えだなと思っていて。そこに僕がどんだけダメであろうと、よかろうと、それはまた違う話かなとは思っていて。常に僕は、対峙してますね、そういうものと。

福原さん:私も一緒で、未だに自分のお芝居は冷静に見れないんですけど。でもほんとにこの原作もそうですし、作品の素晴らしさだったり、 たくさんの方の力が合わさって素敵な映画になってるのは本当に確かなので。そうですね。それはこの作品に関われて嬉しいなって思いますし、たくさんこうやって愛していただけて、それはすごく、本当に素直に嬉しいなと思ってます。

最後に一言ずつ挨拶をしてフォトセッションへ移る。

水上さん:本当にこうやって僕らが舞台挨拶できてることだったり、皆様が劇場に足を運んでくださっているっていうのは、本当に平和な証拠だと思います。実際今、ロシアだったりね、その、世界では紛争だったり戦争が起きている中で、やっぱりそういったものにこう、巻き込まれてない今だからこそ、冷静に戦争っていうものを見ようとする目を持てのかなと思います。なので、この作品をきっかけに、そうやって被害者と加害者がはっきり分かれていることがない、その戦争の歴史上の中で、どんなことがあったんだろうっていう風に、こう… あ、こういうとこ知らなかったなとか、もっとここってどうなんだろうみたいなことを、こう考え直すというか、調べ直すというか、学び直すきっかけにこの作品になってくださったら、僕はもう、今この時代にこの作品を放出した意味があるのかなと思っていますので。
 ぜひ、今日は帰ってご家族の皆様に温かい言葉、愛ある言葉をかけてあげてください。今日は本当にありがとうございました。

福原さん:本日はお越しいただきありがとうございました。公開して1週間以上経って、 こうやって、たくさん愛していただけて。さっきも舞台挨拶の時に、4回ぐらい…4回、5回観たっていうのを聞いて、あ、そんなにも温かく、ね、あの、この作品を観ていただけてるんだってことに、ほんとに嬉しく思いました。私自身この作品を観て、ほんとに、日々こうして過ごせてることが当たり前じゃないなっていうことを感じて。1日1日丁寧に、 大切な人をもっと大事にできるようにしようって思った作品だったので、皆さんにもその思いが少しでも届いてたらいいなって思っております。あのもし、 思ったことだったり、感想があったら、なんかSNSだったり、載せていただけると、それ見れたらいいななんて思っています。これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました。

フォトセッションののち、大きな拍手に見送られる形で2人は会場を後にした。


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STORY 

目が覚めると、そこは1945年の日本。
初めて愛した人は、特攻隊員でした――。

 親や学校、すべてにイライラして不満ばかりの高校生の百合(福原遥)。ある日母親の幸恵(中嶋朋子)と喧嘩をして家出をし、近所の防空壕に逃げ込むが、朝目が覚めるとそこは1945年の6月…戦時中の日本だった。

 偶然通りかかった彰(水上恒司)に助けられ、鶴屋食堂に連れていかれる百合。
 そこでツル(松坂慶子)や千代(出口夏希)、彰と同じ隊の石丸(伊藤健太郎)、板倉(嶋﨑斗亜)、寺岡(上川周作)、加藤(小野塚勇人)に出会う中で、彰の誠実さや優しさにどんどん惹かれていく百合。
 だが彰は特攻隊員で、程なく命がけで戦地に飛ぶ運命だった――。

 

時を超えた愛に、あなたもきっと涙する

 

STAFF&CAST

主演:福原遥、水上恒司
出 演:伊藤健太郎、嶋﨑斗亜、上川周作、小野塚勇人、出口夏希
坪倉由幸、津田寛治、天寿光希、中嶋朋子 / 松坂慶子
監 督:成田洋一 
脚 本:山浦雅大 成田洋一 
音楽:ノグチリョウ
主題歌:「想望」福山雅治(アミューズ/Polydor Records)
配給:松竹
©2023「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」製作委員会
 
公式HP:https://movies.shochiku.co.jp/ano-hana-movie/
公式 X(旧 Twitter):@ano_hana_movie
公式 Instagram:@ano_hana_movie 
公式 TikTok:@ano_hana_movie

2023年12月8()より全国ロードショー