2025年8月29日(金)公開『メイソウ家族』


 交わるはずのない物語が一つの世界でつながっていく――

INTRODUCTION

 大阪芸術大学の学生たちが映像業界のプロとタッグを組んでドラマや映画を作る「産学協同プロジェクト」11 作品目の映画『メイソウ家族』。大学に所蔵されていた学生作の秀逸な3本のシナリオを在学生たちがアレンジし、さらに卒業生・現教員であり、日本映画界を代表する熊切和嘉監督と金田敬監督によって、交わるはずのなかった3つの物語を1つの世界として緻密かつ大胆に構成され、映画作品として結実した。

STORY 

『YUI』
ごくありふれた日常を送っているように見える、田田家。しかし母親の恵役が作った朝食に手をつけるのは、息子の優輝だけ。娘の由依は恵役の何気ない一言に腹を立てて食卓から離れ、父親の史役にいたっては朝食に見向きもせず会社へ向かう。そんなある日、優等生だったはずの優輝がペンキまみれで学校から帰宅し、そのまま部屋に引きこもるように。やがて、なんとか家族関係を良くしようとしていた恵役も思わぬ方向へ壊れていく。

『MONOS』
人類の火星移住計画のニュースを聞き、大喜びで運転する山田役一。一方、助手席の田田由依は うちの話も聞いてや」と妊娠を告げようとするが話を聞こうとせず役一の態度に不満いっぱい。 家に帰ったら聞いたるわ」と言う役一に、由依が約束のキスをせがんだそのとき、“なにか”を轢いて死なせてしまう。そこに横たわっていたのは、見たことがない姿をした生物。役一はそれが数億円の価値を持つ UMA (未確生生物)だと確信し、 MONOS」
と名付けて自宅へ持ち帰る。妊娠の話を聞いてくれない役一に怒った由依はアパートを飛び出し、彼を追った役一は事故で死亡する。後に由依は女の赤ん坊を出産し…。

『UMI』
とある小さな町の中学校に 1 年間、赴任することになった国語教師の風間隼也。そんな彼は、一つの不安を抱えていた。その理由は、なんらかの事情で失声症になり、言葉を話せなくなってしまった学生吉中江羽美の個別指導を任されたこと。当初は、普段とは違ったコミュニケーションの取り方に戸惑う風間だったが、筆談を通して羽美の気持ちが理解できるように。一方、羽美も閉ざしていた心が少しずつほぐれていく。しかし、風間は婚約
者の家業を継ぐため町を去ることが決まっていた。

STAFF&CAST

出演
『YUI』:戸田 菜穂 永野 宗典 三浦 理奈 高村 佳偉人
『MONOS』:三浦 理奈 秋庭 悠佑
『UMI』:西岡 奏 木村 了

監督:YUI吉UMI 熊切 和嘉 MONOS 金田 敬
脚本 YUI : 三田村 裕真(メイソウ家族) MONOS : 阪上 彰馬(モノス) UMI : 幸田 遼太朗(UMI)

企画:大阪芸術大学 芸術学部 映像学科 製作・著作:大阪芸術大学
配給:日活
©︎大阪芸術大学
 
公式HP:https://www.osaka-geidai.ac.jp/topics/meisoukazoku
公式X:@meisou_movie

2025年8月29日(金)より全国ロードショー
テアトル梅田、アップリンク京都ほか