二宮和也、約10年ぶりに大阪での舞台挨拶に登壇!
大盛り上がりなのにほぼカット!?の大阪支社シーンの撮影裏話を披露!
ビートたけしの原作小説を、主演に日本を代表する実力派俳優・二宮和也、ヒロインに話題作への出演が続く波瑠を迎えて映像化した映画『アナログ』が、大ヒット上映中。二宮和也演じる主人公の悟と、波瑠演じる携帯を持たない謎めいた女性・みゆき。2人の恋愛を通じて描かれ、コロナ禍を経た今だからこそ実感する“会うこと”の大切さ。いつの時代も変わらない愛の原点=〈大切な人にただ会える喜び〉を描いた、この秋一番の感動作だ。
10月17日(火)に開催された大ヒット御礼舞台挨拶in大阪では、二宮和也、今井隆文、タカハタ秀太監督が登壇し、公開後の反響や関西支社メンバーとの撮影秘話などトークを繰り広げた。
ビートたけしによる初の恋愛小説を原作にした映画『アナログ』が、10月6日(金)全国公開となり大ヒットを記録! 10月17日(火)には主演を務めた主演の二宮和也、共演の今井隆文、そしてタカハタ秀太監督がTOHOシネマズ梅田にて開催された大ヒット御礼舞台挨拶に登壇した。
満席の客席に迎えられ始まった舞台挨拶in大阪。まずは二宮から「平日のお忙しい中にこの『アナログ』を選んでいただきありがとうございます。」と客席に感謝を伝えると、続いて今井の「撮影二日で、今日会うのが三回目なんですけど頑張ります!」との言葉に会場からは笑いも。この日、二宮は大阪での舞台挨拶が約10年振りということに触れられ、「今日も久しぶりに新幹線に乗りました。新大阪駅に着いたら、光景は昔と変わっていなくて、すごく懐かしくもあり新鮮でした。」と振り返り、続いて大阪のお客さんの元気さについてMCから振られると「大阪の皆さんは元気、元気!」とおどけつつも、「大阪=元気っていうのも嫌ですよね(笑)」と話し、一方、先週まで関西で舞台をしていた今井は「大阪にいるときに大阪舞台挨拶の登壇の話しを聞きました。まさか続けて来ることになるとは、すごくご縁を感じています!!!」と今回の登壇の喜びを強く語った。
“大阪”ということで、なにわ男子の藤原丈一郎さんや宮川大輔さんが登場する大阪支社のシーンについて話しがうつると、「なにわ男子の宮川大輔くんとは~…」と二宮が切り出し、「宮川さんとは『赤めだか』のときからご一緒していたので、どんな現場なのかも分かっていて、アドリブもいっぱい入れてくれたんですけど、皆さんご覧の通り…全カットです!」とまさかの暴露をすると、監督も「本当にいっこもないです(笑)現場はすごく盛り上がって面白かったのですが、関東チームとのバランスが難しかったのでカットしました。」と編集の裏話を明かし、「タカハタ監督作品はカットがかかるまでやり続けるので、僕や大輔さんや丈一郎も本当にやり続けたんですが、大阪パートはすごい勢いでカットされましたね。」と苦笑交じりに大いに盛り上がった大阪支社メンバーでの撮影を振り返った。
そんなカットシーンについて二宮は「間を大事にしていて、現場でのやり取りをそのまま反映して編集しながら撮っていた作品なので、撮影の中盤の時点で監督に尺を聞くとすでに4時間ありました。このままじゃとんでもない長さになるのでズバズバいかれちゃいますよね。」と話し、それを受けて今井から「切りすぎていなくなっちゃった人いないんですか?」と質問が飛ぶと、監督は「ぎりぎりいないですね。」と笑って答えつつ、「現場で楽しくて繋げてみるのですが、やっぱり悟とみゆきのシーンを見たいなと思って切るしかないですよね。」と編集の苦悩を明かした。
続いて今回、二宮と初共演となった今井は「役としての距離感が素晴らしい方でした。同期の設定だったので、こんなに懐に入ってくる人いるんだと衝撃を受けて。役としての人との距離の取り方がこんなにナチュラルにできる人は見たことないですね。」と絶賛した。また、今井の印象を聞かれた二宮は「こんなに衣装被ることある…??」と素材や質感などまるで色違いになったこの日の衣装について指摘し、「それくらい気が合うということですね!」と笑って話し、「昔から実力がある方だし、現場数もかなりある方なので、安心できるというか、自然な環境でいさせてくれた方でした。」とこちらも絶賛すると、今井は「泣きそうです…。舞台挨拶ってこんなにご褒美もらえるんですか。」と感激した。
これからリピートして作品を観る方におすすめポイントを聞かれた二宮は「実は…オフィスでの撮影が全体のクランクインの日でした。」と明かし、今井から「あの日、撮影のない藤原くんが来てましたよね。しかもニノさんより早い時間にいて、香盤表にも載っていないし、え!?とびっくりしました。」と聞かれると「俺もビビっちゃって!当日、出番がなかったけど勉強するということで来ていました。」と撮影初日の裏話を披露し、「ちなみにみゆきさんとの初日はジャーマンポテトのシーンです。」と明かした。
また東京都内で主に撮影されたことについて二宮は「この作品は東京のど真ん中で撮影していたので、もし東京に遊びに来る際はロケ地訪れてみてください。東京にいるだけで、あ!ここがあのシーンだったんだ!となると思います。」と話すと「パンフレットをご購入いただければ全て載っていますので!」と今井からも客席にアピールした。
続いておすすめポイントを聞かれた監督は「二宮さんはシリアスなシーンのときに息を止めてます。」と明かすと、「病室のシーンや作品の芯をつくところなど要所の場面で息を止め、パァと吐く。俳優部のテクニックなのか、あれはなんでなんですか?」と二宮に聞くと「なんでやってるんだろう…」と考えつつ「ちゃんと見てほしい場所で息を止めているのかもしれない。無意識ですね。」と答え、監督が「そういうシーンは使いたくなりますよね。」と話すと「アドリブシーンも息止めてたら使ってもらえるってことですか?」とすかさず今井から突っ込みが入り、「そういうことじゃないよ!」と二宮に訂正され、会場は笑いに包まれた。
最後に代表して二宮より「まだまだ公開したばかりの中、何度も観てくださった方もいて本当にありがとうございます。人と人の間にあるあたたかいものを感じとって頂いているのだなと思っています。悟とみゆきとの関係だけでなく、友達や親、いろんな人たちが共感できるポイントが多々ある作品です。また楽しんでいただければと思います。本日はありがとうございました!」と熱い感謝を述べ、イベントは終了した。
実施概要
【日程】: 10月17日(火) 11:30~11:55(25分) *上映後舞台挨拶
【会場】: TOHOシネマズ梅田 スクリーン1
【登壇】: 二宮和也/今井隆文 /タカハタ秀太監督 *敬称略
STORY
手作り模型や手描きのイラストにこだわるデザイナーの悟。携帯を持たない謎めいた女性、みゆき。喫茶店「ピアノ」で偶然出会い、連絡先を交換せずに「毎週木曜日に、同じ場所で会う」約束をする。二人で積み重ねるかけがえのない時間。悟はみゆきの素性を何も知らぬまま、プロポーズする事を決意。しかし当日、彼女は現れなかった。その翌週も、翌月も…。
なぜみゆきは突然姿を消したのか。彼女が隠していた過去、そして秘められた想いとは。ふたりだけの“特別な木曜日”は、再び訪れるのか――。
STAFF&CAST
二宮和也 波瑠
桐谷健太 浜野謙太 / 藤原丈一郎(なにわ男子)
坂井真紀 筒井真理子 宮川大輔 佐津川愛美
鈴木浩介 板谷由夏 高橋惠子 / リリー・フランキー
監督:タカハタ秀太
原作:ビートたけし『アナログ』(集英社文庫) 脚本:港岳彦
音楽:内澤崇仁 インスパイアソング:幾田りら「With」(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
製作:「アナログ」製作委員会
制作プロダクション:アスミック・エース AOI Pro.
配給:東宝 アスミック・エース
©︎2023「アナログ」製作委員会 ©︎T.N GON Co., Ltd.
公式HP:https://analog-movie.com/
公式Twitter:@analog_movie
公式Instagram:@analog_movie
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